ホウ先生、わたし最近、なんだかいろいろうまくいかないの。
もっと自分のことを知って「自分らしく生きたい」って思うんだけど…。
ほうほう。それなら、自分の誕生時の‟ホロスコープ”を読み解くといい。
自分でも知らない自分が発見できるかもしれぬぞ。
‟ホロスコープ”って何?
それがわかると自分のことがわかるの??…やってみたい!
ほうほう。ロジーは‟ホロスコープ”に興味がわいたようじゃのう。
では、これから、ゆっくりと教えてやろう。
ホロスコープとは
ホロスコープとは、ある瞬間に地球から見た空を切り取り、「星たち」の位置をプロットしたものです。今、この瞬間にも、ホロスコープはあなたの頭上で作られています。
ホロスコープは大きくわけて3つあります。
- ネイタルチャート(出生図):ホロスコープの中でも、特に生まれた時のホロスコープをネイタルチャートと呼びます。「人生の羅針盤」や、「可能性の種」ともいわれています。ネイタルチャートを読み解くことで、方向性のヒントを得たり、自分では気づいていない自分の持つ可能性に気付くこともあります。
- プログレスチャート(進行図):生まれてからの時間の流れをあらわしています。一日一年法、1度一年法、ソーラーアーク法などいくつかの方法があります。プログレスチャートでは、その時期に関心があること、何に取り組みたいか、どういう心境かなど、その人の内面などが表します。
- トランジットチャート(経過図):占いたい時のホロスコープです。天体の位置から、環境からの影響を読み取ることができます。現実の天体の動きを反映していることから、現実的な変化を引き起こす要因となります。公転速度の遅い天体の影響をより強く受けます。
ホロスコープの4つの要素
ホロスコープは、天体、アスペクト、星座(サイン)、ハウスという4つの要素から成り立っています。
天体
天体とは、ホロスコープ上の「星たち」のことで、ホロスコープを読む上で、最も重要です。一般的に、太陽、月、水星、金星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10個の天体を示します。それぞれの天体に意味があり、ホロスコープ上の天体の位置から様々なことを読み解きます。
アスペクト
天体同士が「0度」、「90度」などといった特定の角度を取ることを、「アスペクト」をとると言います。アスペクトをとると、天体同士または片方の天体に影響を与えます。天体がアスペクトを作ることによって、天体の意味することの強弱が変わったり、天体に新たな性質が加わったりします。
星座(サイン)
一般的に12星座と言われているもので、占星術ではサインと言われます。ひとつの星座(サイン)は30度で、12星座で360度になります。
ハウス
ホロスコープが作られた瞬間の東の地平線を指す「センダント」を起点として、黄道を12分割したものをハウスと言います。分割方法は、プラシーダス、コッホ、イコールなど様々な種類があり、日本では、プラシーダスが使用されることが多いようです。正確なホロスコープを出すためには、算出する場所と、正確な時刻が必要ですが、特にハウスシステムを活用したい場合は、場所と時刻が重要となります。
ホロスコープ上のこの4つの要素から意味を読み解くことで、性格や運勢などを占うことを占星術と言います。占星術の歴史は長く、4000年とも言われており、占星術は長い年月をかけて、人々が星とのつながりを観察し、得た知識と言えます。
あなたが生まれた時に、「星」たちがどこにいるかを知り、読み解くことで、あなたが生まれもつ資質やあなたの可能性、あなたの人生の目的をつかむヒントを見つけることができます。
ホロスコープには3つのチャートの種類があって、4つの要素からできていて…
わー、難しいよ~!!
そうそう、今はそれだけわかっておれば大丈夫じゃ。
自分のことを知るために、まずは「ネイタルチャート」を読み解いてみよう。
次から、ホロスコープの4つの要素の「天体」について詳しく説明していくぞ。
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