これまで、太陽、月、水星、金星と個人天体をやってきたから、今回は個人天体の中でまだやっていない火星でしょ!?がんばるぞぉー!!
おぉ、その通りじゃ。今回は火星をやるぞ。そうそう、火星はやる気の星。その調子で、がんばって学んでいこう!
火星の基礎知識(宇宙)
火星は、太陽系で太陽に近い方から四番目の惑星です。火星は地球からは赤く見える星です。赤く見える理由は、燃えているからではなく、火星の地表の土に錆びた鉄が多く含まれているからです。地面が赤いため、地球からも赤く見えます。これまで、いくつかの無人探査機で探査されており、地下に氷があることがわかっています。火星は、地球のおよそ半分ほどの大きさで、惑星の中では水星の次に小さい天体です。
金星の基礎知識(占星術)
火星の記号は ♂ です。天体の性別は、男性的な天体です。この、♂のマークは、火星の神であり、戦いの神であるギリシャ神話の神アレスが持つ、盾や槍を模したものです。天文学や占星術において火星を指すだけでなく、広く男性や生物の雄を意味する記号としても使われています。
火星の年齢域は35歳~42歳で、守るべき家族などを守るために必死に働いたり、社会でも人の前に立ちリーダーとなることの多い時期です。
火星は、個人天体です。男性的な天体であり、対になる天体は金星♀です。
また、火星は、牡羊座のルーラー(支配星)で、蠍座の副支配星です。冥王星発見以前は、蠍座も火星がルーラーでしたが、発見後は冥王星が蠍座のルーラーとなったため、現在は火星は蠍座の副支配星となっています。
神話の世界でも星と神々が関連付けられることが多く、ギリシャ神話ではアレスが火星の神とされています。
火星の象徴のキーワード
ネイタルチャートのホロスコープ上での火星の意味について説明します。
火星は、純粋なエネルギーで、「やる気・頑張り・パワー・実行力・エネルギー」です。何かを達成する、掴みに行くそんな星です。
火星は、やる気・勇気を出して、自らの手で掴み取りに行きます。情熱や、強さ、かっこよさがあります。夢・目標・勝利を掴みに行くために、自らを鍛えたり、危険を冒したり、競ったり、障害を乗り越えたりします。そこから、スポーツや、戦い、ギャンブルなどを表します。
そうした強さが、人々を導くリーダー心や、己を奮い立たせ、弱い自分に打ち勝つ克己力となります。そして、その力で大切な人を守るのです。
火星は愛も意味します。金星の愛は受け身の愛でしたが、火星の愛は、与える愛です。どのうように人を愛すかという、愛し方が表れます。
火星の力が強引になりすぎると、他者を力でねじ伏せる暴力や破壊、イジメにつながります。火星のエネルギーは、能動的な力なので、行動していかないと磨かれませんが、強引になりすぎないよう正しく使っていく必要があります。
火星はエネルギーそのもので、火星が引く人力車に何をのせるかで、何を頑張るかが変わります。火星の人力車に「楽しいこと」を乗せれば、楽しいことなら頑張れる人になるでしょうし、火星の人力車に「怒り」を乗せると、攻撃的になるでしょう。昔、火星は凶星(マレフィック)と呼ばれ、今でも悪くとらえられることの多い天体ですが、実際は火星のエネルギーを何に使うか次第です。負の感情を乗せればそれが暴走することもあり危険視されていましたが、前向きなことに使えば、望む結果や欲しいものを手に入れる力となります。
火星は、牡羊座のルーラーで、蠍座の副支配星です。冥王星発見以前は、蠍座も火星がルーラーでしたが、発見後は冥王星が蠍座のルーラーとなったため、現在は火星は蠍座の副支配星となっています。それでも、火星の意味合いを理解するのに牡羊座・蠍座ともに役立ちます。牡羊座は、自らの行動で切り開いていく強さがあり、蠍座は、大切なものを守り抜くという想いの強い星座です。
ギリシャ神話での火星の神・アレス
火星は地球からは赤く見える星です。赤は、血や戦いを表すため、火星は戦いの神アレスがあてはめられました。アレスは全知全能の神ゼウスの息子ですが、戦闘時の狂乱や、破壊の側面を表し、好戦的な性格でもあったため、残念ながら神話ではあまりいい話がありません。美男子で、金星の美の女神アフロディーテとは恋仲でした。
ちなにみアレスはローマ神話では、マールスで、英語名はマーズです。
よーしやるぞぉーっていう力は、火星からきているのね!
そうじゃ。その純粋でまっすぐなパワーが、人の行動のエネルギーの源じゃ。強引にならないよう正しく使うと、自分の人生を切り開く大きな力になってくれるのじゃ。
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