10天体は、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星…前回は太陽だったね。今回は月を詳しく学んでいくんだよね!
そうしよう。ネイタルチャートのホロスコープで太陽はとても大切な天体じゃが、月も奥が深いぞ~。
月の基礎知識(宇宙)
月は、地球のたった一つの地球の周りを回る天体(衛星)です。月は地球から、約38万㎞離れた距離にあります。他の天体に比べ、ずっと地球の近くにあるため、地球からはとても大きく見えます。暗い夜空をひときわ明るく輝く月は、昔から人々にとって太陽と並び特別な星でした。
月は、太陽の光を反射して輝いているため、太陽の光が当たらない半分は常に暗くなっています。そのため、地球から見る月は、規則手に形を変えているように見えます。これが「月の満ち欠け」です。
月の満ち欠けの様子は、月・太陽・地球の位置関係によって、毎日少しずつ変わります。月は、地球の周りを約28日で一周し、この月の満ち欠けが繰り返されます。
月の基礎知識(占星術)
月の記号は ☽ で、女性的な天体です。
月の年齢域は0歳~7歳で、生まれたての赤ちゃんの心です。自分の気持ち・心に素直で、まだまだ感情のコントロールが未熟な状態です。壊れやすく傷つきやすい赤ちゃんの心を、満たし、大切に育てることが、人生の基礎・土台となります。
月は、個人天体で、太陽と同じく個人の性質や性格を占う際に非常に大切にります。
ホロスコープでは、月は、光り輝く天体で、ライツといいます。同じくライツである太陽が対になる天体です。個人の個性などを見る場合は、太陽と月が基本的な性質を表します。
また、月は、蟹座のルーラー(支配星)です。
神話の世界でも星と神々が関連付けられることが多く、ギリシャ神話ではアルテミスが月の女神とされています。
月の象徴のキーワード
ネイタルチャートのホロスコープ上での月の意味について説明します。
月は、夜に輝く星で、昼に外で見せる姿ではなく、夜の家でのプライベートな自分を表しています。意識せずとも自然と表れているのが、月の特徴です。月は、「素の自分・習慣・日常・家や帰る場所・衣食住」を表します。人目を気にしない、家でリラックスし、好き嫌いの感情をベースに動いている時の自分です。
月は、太陽の光を受けて輝く存在で、受動的です。また、月は満ち欠けをし、姿を変えることから、実態がつかみにくく、気まぐれで不安定、常に満たされたいと望んでいます。
月の年齢域は0~7歳と幼く、壊れやすく、傷つきやすい面を持ちます。ま子どもの年齢期の子どもは心と身体の出す本能の欲求を素直に表します。繊細な心や感情、年を重ねるごとに老いる身体は、ケアやメンテナンスが必要です。そのため、心や身体を守る、保護するという意味もあります。人を育むという意味も持ちます。
また、月のある星座は、月星座といい、自然と求めている自分が居心地がよくなる価値観などがわかります。
月は蟹座のルーラーです。蟹座は、気持ちや情緒を重視し、受け身で忍耐強い、保守的な星座です。月の意味に、蟹座の意味も含まれており、体系的に理解するのに役立ちます。
ギリシャ神話での月の女神・アルテミス
アルテミスは、全知全能の神、ゼウスの娘です。太陽神アポロンとは双子で、月の女神で、狩りの名手でもあります。月と太陽は対になる天体ですが、ギリシャ神話でも双子でペアとなっています。
アポロンとアルテミスどちらが先に生まれたかは諸説ありますが、アルテミスがアポロンの姉とする言い伝えでは、先に生まれたアルテミスがアポロンが生まれるのを助けたという逸話があります。そこから、アルテミスが出産に苦しむ女性や子どもの守護神となったとも言われています。
ホロスコープを理解する中で、月や蟹座の意味にある、子どもを保護する・養育するなど、ギリシャ神話にも共通点があることがわかります。
ちなみに、アルテミスは、ローマ神話では、ディアナ、ルナ一緒です。
月は赤ちゃんで、傷つきやすくて、一番無防備な状態の自分って感じかな?なんだが、扱いが大変そうだ~
そうなのじゃ、月を大切にしてやらないと、心も身体も回復せずに、太陽である人生の目標に向かうエネルギーが充分に出ないのじゃよ。自分の人生を歩む上で、月と太陽どちらもとても大切なものじゃよ。
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