さぁて、次は社会天体かな?木星か、土星かぁ~。幸運の星、木星を教えて!
よしよし、今回は太陽系の惑星の中でもっとも大きい天体・木星についてしっかり学んでいこう。
木星の基礎知識(宇宙)
木星は、太陽系の惑星の中で、大きさ・質量ともにもっとも大きい天体です。直径は、太陽の1/10で地球の10倍ほどです。岩石が集まってできた地球や火星と違い、木星は、水素とヘリウムガスが集まってできた天体で、はっきりとした地面を持たないと考えられています。
木星の基礎知識(占星術)
木星の記号は ♃ で、木星は社会天体です。社会天体は、個人の持つ性質ではなく、個人がどう社会と関わっていくかを表します。木星は一つのサイン(星座)に約1年滞在します。そのため、同じ年の人の土星は、同じサイン(星座)になることが多いです。
木星の年齢域はだいたい40代ころで、中年の危機(ミドルエイジクライシス)を迎え、自分のこれまでの生き方を振り返り、より発展・拡大しようと模索することの多い年齢域です。
木星は、社会天体です。
また、木星は、射手座のルーラー(支配星)で、魚座の副支配星です。海王星発見以前は、魚座も木星がルーラーでしたが、発見後は海王星が魚座のルーラーとなったため、現在は木星は魚座の副支配星となっています。
神話の世界でも星と神々が関連付けられることが多く、ギリシャ神話では全知全能の神ゼウスが木星の神とされています。
木星の象徴のキーワード
ネイタルチャートのホロスコープ上での木星の意味について説明します。
木星は、その大きさですべてを包み込んでくれる寛大さを持っています。その大いなる受容性は、どんな人にも開かており、開放的で楽観的です。すべてを包み込み苦しさも明るくとらえ前向きに、生きる希望を持っています。こうした力を糧に、人々は発展・拡大・成長を目指し挑戦します。木星は、「やってみよう」の気持ちを援助します。人々が挑戦してみようと思えるようにサポートをしてくれます。
木星は、無限の想像力、先人たちの叡智など、だれもが使うことができる普遍的なものを表します。社会という集団の中で冒険し、理解を広げるために新しい可能性に挑戦し、高見を目指します。新たな発見や様々な叡智を求め、探求します。世の真理や人の心理など、見えない部分へも想像力を働かせ探求します。そして、得た叡智を糧に、人々を導いたり、癒したりします。
木星は、新しい世界の冒険を好むため、異文化や外国など、海外といったことも表します。
木星の影響が悪い方へ働くと、「もっともっと」の気持ちが過剰になり、自制が効かなくなり、怠惰・ルーズ・無責任になります。木星の力を借りて、発展・成長を目指すようにしましょう。
木星は、射手座のルーラー(支配星)で、魚座の副支配星です。海王星発見以前は、魚座も木星がルーラーでしたが、発見後は海王星が魚座のルーラーとなったため、現在は木星は魚座の副支配星となっており、木星の意味合いを理解するのに射手座・魚座ともに役立ちます。射手座は、高見を目指し、挑戦し、哲学や学問、スポーツを極めます。やってみようという挑戦の気持ちが強い星座です。魚座は、心や精神イマジネーションなど目に見えないものを扱いにます。すべての感情を包み込み許す寛容の心、信仰心などを表します。
ギリシャ神話での木星の神・ゼウス
太陽系の惑星の中でもっとも大きい天体である、木星はギリシャ神話では主神である全知全能の神、ゼウスがあてはめられました。人と神々双方の秩序を守護・支配する神々の王で「大神」と呼ばれました。ゼウスは、宇宙や天候を支配する神であり、手には雷を持ち、天罰を下します。浮気性でたくさんの女神や人間の女性との間に子どもがいます。
ちなにみゼウスはローマ神話では、ユーピテルで、英語名はジュピターです。
木星はすっごく前向きで、優しくて、気楽に「よし、やってみよう!」という気持ちが出てくる星だね!
とてもありがたい星じゃが、木星の力に甘えてばかりだと、怠惰な方に流されてしまうぞ。しっかりと自分をもって、前に進むことが大切じゃ。
コメント